【冒険ファンタジー】ニヤ界戦記第6話|ズレてもええ。ニヤっとできたら、Portalはひらく

ニヤ界戦記
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ズレてもええ。ニヤっとできたら、Portalはひらく

昼下がりのPortal広場。

にゃはハーン皇子が、にこにこしながらニヤリ教室を終えたところだった。

 

にゃはハーン
にゃはハーン

さあさあ!今日もニヤリ教室、おつかれさーん♪

 

子どもたち🧒👦「ニヤッ!」「ふにゃニヤッ!」

ギャハハーン😎「ギャハっていこーぜーーー!!」

広場はいつも通り、あったかい空気に包まれていた。

 

──でも。

 

旅人は、ポケットに手を入れたまま、スマホを見下ろしていた。

 

(あの子、またすごいこと成し遂げてる……)

(わたし、こんなふうにキラキラできるんかな……)

モヤモヤ……。

 

ポケットの中のズレ検知器🔍が、かすかに震える。

 

\ピコン……/🚨

 

ズレ検知官
ズレ検知官

ズレ検知……微弱モヤ発生……観察モード推奨……

 

旅人は、はっとして顔を上げた。

Portalで教わったことを思い出す。

 

──モヤってもええ。

──気づいたら、それでええ。

──ニヤっとできたら、もう出発OKや。

 

旅人は、そっと目を閉じた。

さっきまで胸の奥に広がっていたモヤを、

ズレ検知官のようにじっと観察する。

 

(ああ、わたし、比べてモヤってたんやなぁ。)

(……って、比べる必要どこにもないやん。)

 

旅人の口元が、ふっとゆるむ。

 

「ふふっ……ニヤッ」

その瞬間──!

 

バァァァァァァン!!!!

 

目の前の空間が、ふわっと光に満たされた。

 

Portalだ。

 

ニヤ界への搭乗ゲートが、旅人のニヤっと笑った波動に応えて、開いたのだ!

 

ズレ検知官
ズレ検知官

おめでとうございます!やで〜

ズレ検知官🔍がパッと現れた!

 

「ニヤ界行き搭乗チケット、発行します✈️✨」

 

旅人の手には、金色に輝くチケットがそっと渡された。

 

そこには、こう書かれていた。

 

──『ズレてもええ。ニヤっとできたら、Portalはひらく』──

 

スマホをポケットにしまいながら、

旅人はもう一度、青空を見上げた。

 

(わたしはわたしのペースで、ニヤっと飛んでいこ。)

 

旅人は、にっこり笑った。

Portalのゲートをくぐり、

青く輝く空へと、旅立った──!

 

 

【次回予告✈️✨】

Portalの旅人たち、ズレ界に挑む!?

新たなニヤ界ミッションとは──!?

 

ズレデビル
ズレデビル

ズレ界遠征作戦開始!モヤに惑わされるな!

 

ニヤリオ
ニヤリオ

読んでくれて、ほんまありがとうな〜!

モヤってもええし、ズレてもええ。気づいて、ニヤっとできたら、それだけでPortalはひらくんやで✈️✨

 

次もいっしょに、ギャハッと旅立とうな〜〜〜!!!

 

ズレデビル
ズレデビル

「次回もズレズレにしてやるからな!

フフフ…楽しみにしとけよ〜!」

ニヤ界訪問者の声

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