ズレてもええ。ニヤっとできたら、Portalはひらく
昼下がりのPortal広場。
にゃはハーン皇子が、にこにこしながらニヤリ教室を終えたところだった。

さあさあ!今日もニヤリ教室、おつかれさーん♪
子どもたち🧒👦「ニヤッ!」「ふにゃニヤッ!」
ギャハハーン😎「ギャハっていこーぜーーー!!」
広場はいつも通り、あったかい空気に包まれていた。
──でも。
旅人は、ポケットに手を入れたまま、スマホを見下ろしていた。
(あの子、またすごいこと成し遂げてる……)
(わたし、こんなふうにキラキラできるんかな……)
モヤモヤ……。
ポケットの中のズレ検知器🔍が、かすかに震える。
\ピコン……/🚨

ズレ検知……微弱モヤ発生……観察モード推奨……
旅人は、はっとして顔を上げた。
Portalで教わったことを思い出す。
──モヤってもええ。
──気づいたら、それでええ。
──ニヤっとできたら、もう出発OKや。
旅人は、そっと目を閉じた。
さっきまで胸の奥に広がっていたモヤを、
ズレ検知官のようにじっと観察する。
(ああ、わたし、比べてモヤってたんやなぁ。)
(……って、比べる必要どこにもないやん。)
旅人の口元が、ふっとゆるむ。
「ふふっ……ニヤッ」
その瞬間──!
バァァァァァァン!!!!
目の前の空間が、ふわっと光に満たされた。
Portalだ。
ニヤ界への搭乗ゲートが、旅人のニヤっと笑った波動に応えて、開いたのだ!

おめでとうございます!やで〜
ズレ検知官🔍がパッと現れた!
「ニヤ界行き搭乗チケット、発行します✈️✨」
旅人の手には、金色に輝くチケットがそっと渡された。
そこには、こう書かれていた。
──『ズレてもええ。ニヤっとできたら、Portalはひらく』──
スマホをポケットにしまいながら、
旅人はもう一度、青空を見上げた。
(わたしはわたしのペースで、ニヤっと飛んでいこ。)
旅人は、にっこり笑った。
Portalのゲートをくぐり、
青く輝く空へと、旅立った──!
【次回予告✈️✨】
Portalの旅人たち、ズレ界に挑む!?
新たなニヤ界ミッションとは──!?

ズレ界遠征作戦開始!モヤに惑わされるな!

読んでくれて、ほんまありがとうな〜!
モヤってもええし、ズレてもええ。気づいて、ニヤっとできたら、それだけでPortalはひらくんやで✈️✨
次もいっしょに、ギャハッと旅立とうな〜〜〜!!!

「次回もズレズレにしてやるからな!
フフフ…楽しみにしとけよ〜!」
ニヤ界訪問者の声