
ぼくはニヤ界の語り部・ニヤリオ!この物語は、ニヤ界の仲間たちがズレ界のモヤモヤに立ち向かう、笑いあり涙ありの冒険ファンタジー。一緒に進もう!
Portal危機!?モヤモヤ侵入作戦!
朝のPortal広場は、今日もにぎやかだった。
にゃはハーン「さあさあ!今日もニヤリ教室、はじめるで〜〜!」
ギャハハーン「ギャハっていこーぜーーー!!」
子どもたち「ニヤッ!」「ふにゃニヤッ!」
──だが、誰も気づいていなかった。
Portalの端っこから、じわじわと、モヤモヤがしみ出してきていることを。

……ふふふ。気づかへん、気づかへん……。こっそり侵食して、Portalごとズレ界に引きずり込んだるんや……!

ズレろ〜ズレろ〜。モヤれ〜モヤれ〜。
モワモワモワ……
***
昼下がり。
にゃはハーンは、広場の一角でひとり、うずくまっていた。
にゃはハーン「……うーん……なんか……めんどくさなってきた……」
ニヤリオ「ん?どないしたん、にゃはハーン?」
にゃはハーン「いやな……Portalの整備とか、ニヤリ教室とか、
……オレ、ほんまにできてんのかなぁって……」
ニヤリオ「でたー!モヤモヤ思考ぉぉぉ!!」
(ジャンプしてツッコミ)
\ピコーン!/

ズレ検知!ズレ検知!にゃはハーン、要注意領域に突入!
ギャハハーン(ニヤリと笑いながら駆け寄ってくる)
「にゃはハーン!顔あげろーー!!ギャハっていこーぜーーー!!!」
にゃはハーン「……?」
ギャハハーン「できてるか、できてへんかなんて、どーでもええねん!
今、ここでニヤれたら、オールOKや!!ギャハ!!」
にゃはハーン「…………」
(うつむきかけた顔に、ふわりと笑みが戻る)
にゃはハーン「……ふにゃっ……ニヤリ。」
Portal広場に、ふわ〜っとやさしい風が吹いた。
ズレデビル(モヤのなかで悔しそうに)
「チッ……まだ完全にズラせへんか……」
オモイコミュラ「もっと、もっとモヤらせなアカンなぁ〜」
Portalの危機は、ひとまず小さく収まった。
だが、ズレ界の影は、まだPortalの外でうごめいている──!
(つづく)

次回予告!
Portalをめぐるモヤモヤの影!
みんなで笑って、ズレを吹き飛ばせ!
【第6話】へ続く!

「今日も読んでくれてありがとう!
また一緒に冒険しような!」
ニヤ界訪問者の声